メンタルを強くする5つの方法。
今回は、メンタルを強くする方法について書いていきます。
メンタルを強くするって、どこか抽象的で、どうしていいか分からない、できているようでできていないと感じることってあると思います。
ただこの記事ではあくまでも、 具体的に実践しやすい、効果を実感しやすい、日常の中で「あ、メンタル状態がすごく楽になったな」「落ち込まなくなってきたな」と感じてもらえるような内容について扱っていければと思います。
自分を責める以外の選択肢を持っている
さて、まずは「自分を責める以外の選択肢を持っている」ということ。 これは、あまり言われないことかもしれない。
ただ、メンタルが弱い、自信がない人の特徴というのは実は、「自動的に自己否定や自分責めを選択してしまう」ところにあるんだ。
思い当たるところがあるかもしれないのだけど、例えば、うまくいかなかった、ミスをした、失敗した。 そういうとき、自動的な反応として「ああ、自分はだめだ」と感じることってないかな?
特にメンタルの弱さを感じるのはミスをしたとき、失敗をしたときだと思う。
そういうときに「自分を責めてしまう」「自己否定してしまう」ということが、メンタルの弱さの最大の原因になる。 そして、メンタルの弱さを感じやすい人は、ある意味で「自動的に」自分を責めたり否定するということをやってしまうんだよね。
実際には、ミスをしたのは「初めてだったから」かもしれないし、「睡眠不足だったから」かもしれない。 もっと言えば誰だってミスはするわけだから「そんなこともあるさ」と思ってもいいのだけど、そうは思えない。
まず、一番最初に「自分を責める」「自分を否定する」という選択肢を取ってしまう。それがメンタルが弱いと呼ばれる人の特徴なんだね。
で、ここで大事なのはそれが「自動」で行われているということ。
自動なので、本人の自覚なしに、無意識に自分の何が悪かったんだろう?なんて自分はダメなんだという風に感じてしまう。
で、余計に緊張したりしてさらにミスを重ねたり、そもそも何かにチャレンジすることが嫌になったり、自信を失ってしまったりする。
メンタルを強くしていく上で大事なのは、これはメンタルジムでよく言うことなのだけど、とにかく「気づく」こと。
まずは自分自身の自動モードに気づいていくことが大事。自分の心の中で何が起こっているのか。 どういうことが起こった結果として、今の気分の悪さを感じているのか。
その心の中の動きを観察できるようになることが、メンタルトレーニングの基本になる。
自動的な思考に「気づき」、その自動的な思考を止めること。
まず、そのトレーニングがから始めていく。自分がネガティブな気持ちを感じたら、まず自分が自分を責めていること、否定していることに気づこう。
否定以外に意識を向けるトレーニング
そして、ここから次のステップに入っていく。
気づくことができたら、次は意識を別のものに向けることが大事になる。
心理学の実験でも明らかになっているのは「〜〜を考えないでください」と言われると、〜〜のことを逆に考えてしまうということ。
ピンクの象のことを絶対に考えないでください!と言われたら、ピンクの象のことを考えてしまうよね。
だから、否定的というのはあまり意味がなくて、 「自己否定しないでください」「自分を責めないでください」と言われても、自己否定や自分責めをやめることはできないんだ。
そうじゃなくて、大事なのは意識を別のものに向けること。
具体的には、例えば失敗したのであれば、失敗した原因を「自分が悪い」というもの以外に向けていくことが大事になる。
失敗した原因に何があるか、ぜひ一度冷静に考えてみてほしい。
さっき挙げたのは「まだ初心者だから」「睡眠不足だった」というもの。
こういうのを「言い訳だ」と考えてしまうかもしれないけど、それは違う。
実際には、「自分を責める」ことの方が言い訳であるところがあって、自分を責めたところで解決策は見えてこない。
じゃあ次どうするのか?が見えてこないんだよね。
結果、次も同じミスをしてしまったり、状態やテンションが下がっているので、もう一度取り組むこと自体できないかもしれない。
そう考えると、自分を責める方が明らかに建設的ではないよね。
だから、失敗やうまくいかなかった原因を自分以外のところに見つけることに躊躇する必要はないんだ。
なので、どんどん見つけていってほしい。
冷静になってみると、色々と原因があることが分かると思う。
「効果的なやり方を取ることができなかった」 「まだ練習量が足りなかった」 「必要な知識がなかった」 「そのときはたまたま忙しくてミスのしやすい状況だった」 「他に悩み事があった」 「メンタルの高め方を知らなかった」 「自分責めをする癖があった」 「緊張して力を発揮することができなかった」 などなど。
冷静になってみると、実は自分を責める必要などないと感じられるような理由が見つかってくるんじゃないかと思う。
例えば、恋愛の場面でも、 「タイミングが悪かっただけ」 「相手との相性がでよくなかった」 「アプローチ方法を焦りすぎた」 「どういう言葉を使えばいいのか分からなかった」 「ちょっとした無知が原因」 などなど、色々と自分の責める以外の選択というのは用意できるはず。
そうやって、「自分を責める」「自分を否定する」以外の選択肢を持つことが大事になるんだね。
自分を責めなくていいよ、自分を否定しなくていいんだよ、と良く言われるし、それはその通り。
自分に自信を持てばいい、自分を愛していい、とも言われる。それもその通り。
ただ、現実にミスをしたとき、失敗をしたとき、自信を失いかけたとき。 自分を責めなくていい、自分を否定しなくてもいいと言われても、自分責めや自己否定をやめることは実は難しい。
否定形で自分に言い聞かせても、結局は否定を頭に連呼することになっているから。
自信を持てと言われても、自分を愛していいと言われても、抽象的すぎて実際には何をしていいか分からないということが今まであったかもしれない。
そういう風に言われても何をしていいかよく分からないし、実際、効果はないんだ。
ということは、あなたが今までそういう情報を得ていたけど変われなかったという場合、それも仕方のないこと。
それも、あなたのせいじゃない。 そこでも自分を責める必要はない。
きちんとしたトレーニング方法、実践しやすい方法論さえあればいいだけなんだ。
そして、その方法というのが「冷静に原因を分析する」「落ち着いて自分を責める以外の選択肢を取れるようになる」ということ。
それができるようになると、「メンタルが強くなった」と自然に感じられるようになります。
受け入れるトレーニング
次は「受け入れる」ことについて。
受け入れる力が強い人は、メンタルが強くなる。
例えば、完璧じゃない自分を許せる。できないことがある自分を受け入れる。
そういうことができるようになると心の状態は安定し、行動レベルも安定してきます。
自分の話をさせてもらえば、 受験勉強をして京都大学を目指していたとき、とにかく自分の頭の悪さに絶望することが多かったんだけど(笑)、
そのときはひたすら「頭が良くない自分を受け入れることができない」という状態だった。
地頭的な頭の良さが全然なくて、とにかく理解するのが遅い。
話についていけない、先生が何を言っているのか分からない、特に数学などの理系科目はちんぷんかんぷん。
理系ができる男子の方が頭が良いイメージってあるよね。
そういうイメージが自分の中にもあったから、とにかく数学などの理系科目が苦手自分のことが嫌いで、そんな自分を受け入れることができず、頭が良くないことを責め続けていた。
自分はもう社会とか、英単語とか、そういう「暗記」で何とかするしかない運命なんだと思い悩んだほど(笑)、自分の理解の遅さが嫌いだったんだ。
でも、浪人時代に「もう、これが俺なんだから、仕方ないじゃないか」と思うようになった。
そう思うようにした、と言ってもいいかもしれない。
そうやって自分に対して「仕方ないじゃないか」と言えるようになってから、自分と現実をしっかり直視することができるようになったんだ。
そうなると、自分を責めることも減る。
自分を責めることが減ると、失敗やミス、点数が取れないという現実が来ても「仕方ない」とか「やれることを積み重ねていけばいい」という思考になることができる。
「受け入れる」ことによって余計なネガティブを感じることが格段に減っていった。
これがある意味、「メンタルが強くなった瞬間」だったんだね。
受け入れると行動が楽しくなり、結果が出やすくなる
受け入れることができると、メンタルは強くなる。
で、その結果自分に何が起きたかというと、「どんどん成績が上がる」というものだった。
余計なネガティブを感じないから心が安定して、心が安定するから行動も安定する。
さらに、自分を受け入れることができているから「今の自分に必要なこと」に取り組むことができるんだよね。
自分を受け入れることができていないときは、受け入れていないからこそ「自分のレベルに合っていないこと」をやろうとする。
でもそれは自分のレベルに合っていないから、難しい。
難しいから、できない。できないから楽しくないし、落ち込むし、自信を失う。で、また自分を責め否定する。
そういうループにはいってしまうんだ。
そういうループに入ると、行動の量も質も格段に下がってしまう。
そうなると、当然、成績は上がらない。
自分を受け入れるメンタルがないと、そういうことが頻繁に起こってしまって、結局、結果も出なくなる。
逆に、自分を受け入れられるようになると、今の自分に必要なことができるようになるから何かをすることも「楽しい」と感じられるようになるし、 「仕方ない」と色々なことに対して思えるようになるから心も楽になる。
自分のことを受け入れられるようになると、他人のことも受け入れられるようになる。
他人がミスをする、失敗する、そういうときも一旦「仕方ない」と思えるようになる。
そうすると、イライラすることもなくなっていくわけで、それは「メンタルが強い」と言えそうだよね。
で、イライラしているという場所ではなくて、冷静に相手に何を言ってあげれば良くなるのか?を考えることができるようになる。
ある意味、自分のイライラのために叱責するとか、自分の気持ちを発散させるために怒る必要性がなくなってくるんだ。
そもそも自分の機嫌が良いから、冷静に、的確に、相手に何を言ってあげればいいのかを考える余裕が生まれてくる。
そうなると、相手から見てもあなたは「メンタルが安定している人」に映るようになる。実際、安定しているわけだしね。
そうなると、あなたはどんどん信頼されるようになるし、好かれるようにもなる。 メンタルが強いとは「メンタルが安定している」ということでもあるから、人から好かれたり信頼されるようになるんだよね。
逆に、上司がメンタルが不安定だったりすると、ちょっと信頼できないと感じそうだし、信頼云々以外にも一緒にいたら大変、一緒にいるとストレスになると感じたりすると思う。
メンタルが不安定な人と一緒にいるのは大変なものだから、人は基本的にメンタルが安定している人や機嫌が良い人を好むもの。
だから、「受け入れる」ことができるようになってメンタルが強くなり安定してくると、どんどん人から好かれたり信頼されたりするようになります。
それがメンタルを強くする最大の恩恵かもしれませんね。
一時的だと考えるトレーニング
さらに、メンタルが強い人の特徴として「一時的だと考えられる」というものがあります。
これは、失敗したときもそうだし、これから目標を達成していこうとするときもそう。
失敗したときも「これは一時的なことで、必ず良くなっていく」という風に思うことが大事で、 そう思うからこそ取り組みを続けることができるし、落ち込みすぎずにいられる。
失敗しても取り組みを続けることができている、落ち込まずにいられている。
そういう人を傍目から見ると「メンタルが強い」ように見えるものだけど、 その人の心の中で何が起こっているかというと、「一時的なことだと考えている」わけだね。
ここもこうやって「具体的に」していくことが大事で、基本的に「メンタルが強い」といのは抽象的すぎる表現。
抽象的すぎる表現というのはトレーニングできるものではなく、実践も実行もできない。 自分を愛するも、自信を持つ、も全て同じ。
それらは全て大事なことなのだけど、本当にそういう力をトレーニングしていくならば、具体的にすることが大事なんだ。
具体的に何をすればどんな力がつくのか。そこを明確にしなければ、トレーニングをすることができないし、効果を期待することもできないんだね。
失敗したとき、うまくいかなかったときは「一時的なこと」だと考える。
また、例えば筋トレやブログなど長期的な取り組みが必要なことに関しても同じことが言える。
筋トレやブログなどは最初の頃、なかなか結果が出ない。
その結果が出ない時期に対しても「これは一時的なことだ」と考えられるから、続けることができるわけだね。
続けることができるのは、「先に必ず良くなる」「今はまだ一時的に結果は出ていないけど、必ず結果が出る」と信じる、そう考えることができているからなんだ。
そうやって結果が出ない時期も取り組みを続けることができている人は「メンタルが強い」ということになると思う。
失敗したときも、結果が出ないときも、取り組みを続けられる。
それは「これは一時的なこと」だと考えることができる、そうういう思考やメンタル習慣を持っているからなんだね。
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